管理業務主任者とは?

管理業務主任者とは、マンション管理会社に勤務し、マンションの全般的な運営業務をマンション管理組合から委託され代行します。マンション管理受託契約についての重要事項の説明をすることから、契約が結ばれた後、日々の管理業務の状況をチェックし、マンション管理組合などに報告する業務を行います。

法律上の定義

「マンションの管理の適正化の推進に関する法律 第2条9」によれば、 管理業務主任者は「第六十条第一項に規定する管理業務主任者証の交付を受けた者をいう。」と定められています。
社団法人高層住宅管理業協会の実施する管理業務主任者試験に合格し、社団法人高層住宅管理業協会に登録することで、国土交通大臣より管理業務主任者証の交付を受けることができます。交付を受けることにより「管理業務主任者」の公的証明を手に入れることが出来ます。

管理業務主任者試験の誕生

管理業務主任者は、マンションの良好な居住環境を確保することを目的に2000(平成12)年12月1日に成立、2001(平成13)年8月1日に施行した、「マンション管理の適正化の推進に関する法律(マンション管理適正化推進法)」に基づいて、国家資格として管理業務主任者が誕生しました。

管理業務主任者試験の現況

平成13年に行われたはじめての管理業務主任者試験は、受験者数58,020人、合格率は58.5%と高かったのですが、翌年からの合格率平均は20%〜30%となっており、マンション管理士より管理業務主任者は易しいものの、一夜づけの勉強で合格するのは難しい試験です。